生活向上委員会@ジョホールバル

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ちょっとダンジョン行ってくる - [紹介] ダンジョン飯1巻

こんにちは、Eguchiです。

 

ダンジョン飯 1巻 (ビームコミックス(ハルタ))

ダンジョン飯 1巻 (ビームコミックス(ハルタ))

 

 

ダンジョン。 冒険者であれば、より強い敵を求めて、あるいは宝物を求めて、自らの命を危険に晒してでも行かねばならないところです。 僕も何度全滅の憂き目にあったことやら…

ただ、ダンジョンの中での食事をどうしているのか、考えたことはありますか? ゲームの世界では、食事のことを気にすることなく、ひたすらにダンジョンの中をさまよい、戦い続けられたわけですが、本来は食事をとらねばならないはずです。

そんなファンタジーの世界に現実的な視点を持ち込んだのがこの漫画。 ダンジョン探索にもお金がかかります。 大航海時代の冒険と同じく、先立つものがなければ食事の用意すらままならず、冒険にも出られません。 では、先立つものがなければどうするのか… そう、現地調達です。

 

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ゲームを基準に考えると、我々冒険者に襲い掛かってくるモンスターばかりなので、どうしてもモンスターというと肉食なイメージがありますけどね。 共食いとかしそうですし。 でも、草食なモンスターだってきっといるはずです。 単に僕らの目から見て「モンスター」と呼んでいるだけで、彼らだってこの世界の一員なわけですし。

 

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とはいえ、やはり食中毒は怖いですねw 僕もこのエルフの女性と同様、モンスターなんて食べたいとは思いませんでしたよ、この漫画を読むまでは。

しかし、この漫画を読めば、きっとダンジョンに行ってモンスターを食べてみたくなるに違いありません。

 

例えば、蛇の頭に雄鶏の身体をもつと言われる伝説の生物バジリスク。 ダンジョンで出会いたくないモンスターではありますが、食料として見たら是非とも出会いたくなるかもしれません。 ちゃんと調理すれば、ほらこの通り。

 

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僕の住むマレーシアでは、そこら中で丸のままの鳥生肉が売られているのですが、そっくりです。 チキンのだし汁ならぬ、バジリスクのだし汁を使ったバジリスクライスなんて、とっても美味しそうです。

 

この他にも、スライムやらマンドレイク、オオコウモリなど、冒険をすれば出会うであろうモンスター料理が登場します。 普通のレベルの好奇心をお持ちの方でしたら、これ読んだら「モンスター料理を食べるためにダンジョン行ってみよう」と思うに決まっています。

 

子供にもこの漫画を読ませて、一緒にゲームをしながら、「さあ、このモンスターはどうやって食べよう」なんて話をすると、想像力が育まれていいかもしれませんね。以下の本のような子供との関わり方は、けっこう理想なんじゃないかと思います。

 

ゲームばっかりしてなさい。-12歳の息子を育ててくれたゲームたち-

ゲームばっかりしてなさい。-12歳の息子を育ててくれたゲームたち-

 

 

さあ、2巻以降ではいったいどんな料理が登場するのでしょう。 先の楽しみな漫画です。

※ 冒険の目的は「食事」ではないんです、忘れてしまいそうですけどw